実はワンちゃんも毎日歯磨きをしないと、歯周病や歯肉炎といったお口のトラブルを起こしやすいんです。
ペットだからといって、歯磨きを怠ってしまうと歯が抜けてしまうなど、取り返しのつかないことになってしまうかも、、、
ワンちゃんの歯磨きによるメリット、歯磨きをさぼることで起こるお口のトラブルを紹介します。
簡単にできる歯磨きの方法も紹介しちゃいます。
目次
ワンちゃんも歯磨きするべき!?
ワンちゃんも人間と同じように、口からものを食べます。もちろん歯垢は付きますし、歯石もたまります。
特に、やわらかいウェットフードばかり与えてしまうと、すぐに歯石がたまります。
そのため、ワンちゃんも人間と同じように歯磨きをする必要があります。
お家のワンちゃんのお口の中を見てみてください。
黄色い歯石ががたまっていませんか。
もし歯石がたまっているなら要注意です。
歯磨きをさぼるとどうなるの?
ワンちゃんの歯磨きをさぼると次のような症状が出てしまう可能性があります。
・お口が臭くなる。
・歯が抜け落ちてしまう。
・よだれがしたたり落ちてしまう。
・歯ぐきから血が出てしまう。
・口を足でかいてしまう。
・食べるとき、口の中を痛がる。
・食欲がなくなってしまう。
歯周病になってしまうと、ばい菌が体中に回ってしまい、内臓を悪くしてしまう恐れもあります。
ワンちゃんの歯磨き方法
ワンちゃんの歯磨きは1日に2回行います。
ワンちゃんは初め、歯磨きに慣れていません。いきなり歯磨きから始めてしまうと、嫌いになってしまうことも、、、
次のステップで効率よく慣らせましょう。
ステップごとに褒めながら行うと効果的です。
ステップ1
最初は顔のまわりをなでることから始めます。
ステップ2
慣れてきたら、指を口の中に入れてみます。
ステップ3
歯磨き用のウェットティッシュを指に巻いて、歯や歯ぐきをマッサージする
歯磨き用ウェットティッシュがおすすめ
ワンちゃんの歯磨きはウェットティッシュがおすすめです。
指に巻いて磨くため、ワンちゃんの歯の形を感じながら磨くことができます。
磨き残しが起きにくい歯磨き方法です。
使い捨てなため、歯ブラシの手入れも必要ないため、手間がかかりません。
少しでも手間がかかると続けにくくなります。
自分が続けやすい歯磨き方法を選びましょう。
ウェットティッシュを使った歯磨き手順
ウェットティッシュはこのように普通に使うようなタイプです。
このシートを指にぐるぐる巻きつけます。
中指でシートの端を持っているのが分かりますか?
これが重要です。しっかり固定しましょう。
あとは歯を磨いていくだけです。
ワンちゃんの歯の形を指先で感じながら、歯のデコボコに合わせて磨いていきます。
外側と内側を、左右の手を使い分けて磨きましょう。
手を変えないと、磨きづらくなって、ワンちゃんにもストレスを与えてしまいます。
歯ブラシは部分用がおすすめ
ワンちゃんの歯ぐきは意外とデリケートです。
人間用の歯ブラシで磨いてしまうと、口の中が傷ついてしまう恐れもあります。
ペット用の歯ブラシでもいいのですが、私がおすすめしているのが、部分磨き用の歯ブラシです。これです。
この部分歯ブラシで、歯のまわりをくるくると磨きます。そうすることで、歯と歯ぐきの間の汚れを落とすことができます。
毛先はやわらかいものがほとんどですが、念のためにやわらかさは確認しておいた方が良いです。
歯ブラシはしっかり洗って、汚れがたまらないようにしましょう。
部分歯ブラシはドラッグストアで普通に売っています。
歯磨きしたらたくさん褒めてあげましょう!
ワンちゃんの歯磨きを続けるための一番のコツは「ワンちゃんが歯磨きを好きになること」です。
歯磨きは異物が口の中に入るため、ワンちゃんにとってはストレスになりがちです。
歯磨き中に叱ってしまうと、なおさら歯磨きが嫌いになってしまいます。
いきなりガシガシやらないことも重要ですが、一番のポイントはしっかり褒めてあげることです。
歯磨きを頑張ったワンちゃんをしっかり褒めてあげましょう。
おやつをあげると効果は倍増します。
噛むことで歯石が付きにくいおやつもあります。
歯磨き後にこのようなおやつを与えることで、一石二鳥です。
定期的にスケーリングを
毎日歯磨きをしていても、歯石は少しずつたまってしまいます。
歯磨きでは頑固な歯石を落とすことができません。
そんな時は歯の歯石を落とす治療「スケーリング」も考えましょう。
スケーリングはワンちゃんを全身麻酔で眠らせ、器具を使って歯石を落とす施術です。
うちのイギーがスケーリングをしてきたので、写真を載せます。
Before
頑固な歯石がこびりついていますね。
少し歯磨きをさぼっていたことを白状します。
お恥ずかしい、、、
After
気持ちいいほど歯石がきれいに取れていますね。
口の臭いもなくなり、飼い主としても気持ちよく接することができます。
子犬のうちから歯磨きに慣れさせよう
成犬になってから歯磨きに慣れさせることもできますが、根気が必要です。
また、成犬の場合は噛む力も強く、ケガのリスクもあります。
子犬のうちから歯磨きを習慣づけることで、ワンちゃんのストレスが軽減し、飼い主のケガのリスクも減ります。
子犬のうちは好奇心も旺盛なため、成犬に比べて歯磨きに対する興味も持ってくれやすいです。
もし子犬を飼っているのであれば、早めに歯磨きのしつけを行いましょう。
まとめ
歯磨きは人間だけでなく、ワンちゃんも毎日するべきです。
特に、ウェットフードを与えている場合は、歯垢がたまりやすいため、注意が必要です。
毎日の歯磨きを習慣づけて、ワンちゃんも飼い主も両方が幸せになれるように、意識していきましょう。
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